
ワールドカップ、感動の激戦の末、日本はブラジルに惜敗、そのブラジルもノルウェーに敗退。残りも追える範囲で追っていきたいところです:)
ども、Kaiです。
「先生らしい授業ですね。」
そう言われたとき、あなたならその”先生らしさ”はどこから生まれたと答えるでしょうか。他の先生の授業を見られる「公開授業週間」が続く中でふと思いました。
基本、誰しもが自分の授業スタイルを持っています。では、そのスタイルはどのように形成されていくのでしょうか。おもしろいもので、僕の知る限り
・自分が生徒時代に習った手法
・担当教官や所属校のスタイル
・他校の実践例
・アカデミックな理論や手法
主にこれらから自らのスタイルを確立していきます。今回はそれぞれの特徴を探ってみましょう。
自分が生徒時代に習った手法
自分が習ってきた手法というのは「自分に影響を与えた最初の様式」でもあります。「あの先生のような授業をしてみたい」という影響を受けた方がいれば「反面として、自分ならこうしていく」という影響を受けた方もみえるでしょう。
良い点は、成り手不足の時代に教職を目指す動機となることです。前者は素晴らしい恩師に出会えた経験が、のちの目標となっていく素敵な流れですし、後者も反骨精神で自分がもっと魅力的な授業を展開していく決意につながっていくことでしょう。
一方で難しいのは、自分が受けた授業の手法は、自分が教員になったときにはすでに時代遅れとなっている可能性がある点です。たまに自分の文脈を普遍化して教育を語る方がみえますが、教育も時代と共に変化していくナマモノ。単純に踏襲することはできません。
著しい影響力をもつ入口にして、美化し過ぎてはならない落とし穴でもあるのがこの「生徒時代に習った手法」なのです。
担当教官や所属校のスタイル
教授法の方向性は自分の担当教官の価値観にも左右されます。保守的であれば昔ながらの文法にウェイトをおいた授業をしていくでしょうし、革新的であれば新しい手法を取り入れていくことになるはずです。
また、丁寧に教材研究に付き合ってくれる方なら多くの指導を受けるでしょうし、ドライであれば当然そこまでの学びは難しくなります。
所属する学校のスタイルも然りです。偏差値70の進学校と40の学校では、教科への力の入れ方が違います。10の内容を1時間で教えるのか、3時間で教えるのか、といった前提が違いますし、ゴールも違います。
さらに地域差もあるでしょう。塾へ行かせたくない学校・地域もあれば、塾へ行け〜という学校・地域もあります。
他校の実践例
他校の実践例も自分の授業スタイルを形成する上では大切な要因。僕の感覚では「技術的な学び」が多い印象です。
公開研究授業などを参観すると、非常に魅力的な授業を見ることができます。また、実践例の発表会などに参加すると新たな視点が養われます。
しかし、学校の文脈が違う中で、生徒と教員の関係性を踏まえた上で、さらに切り取られた1時間であることを考慮したときに、無条件で模倣することは現実的ではありません。
したがって「ここでこういったテクニックを使うのか」「そういう本文の使い方があるのか」といった技術的な学びや自分に活用できそうなエッセンスを加えていくという点で、実践例は非常に役に立ちます。
アカデミックな理論や手法
少し転用が難しい分野ではありますが、4つの中で最も科学的な要因です。
「問題の難しさを測ろうとしたらどうすればよいか」「多様な実践ケースをどう分類すればよいか」など、一般化できたらありがたいと思いながらも立場上”サンプル1”を抜け出せない悩み。多忙な教員が現場で直面する歯痒さでもあります。
こうしたサンプル1を客観的にカテゴライズできるのが科学的理論の強みです。
意外と見落としがちですがどんな教員も、その知見はあくまでサンプル1に過ぎません。複数校渡り歩いてきたという自信は大切ですが、その経験知もあくまでサンプル1。たまに普遍化する先生もみえますがそれは黄色信号です。
個人的な思いが介在しないアカデミックな理論的基盤は、揺るがない軸として大きな力になるのです。
最後に
いかがでしたか。今回は、授業スタイルを確立していく上で影響を与える4つの要素について話しました。これらは僕の経験を踏まえたものでもあります。
さらに「経験」「環境」「実践」「理論」を全く同じだけ取り入れても同じ授業スタイルにはなりません。これもおもしろいところです。
留学したい方や教員の方が読者に多い当ブログ。もし教える立場の方がみえましたら是非自分はどんな影響を受けてきたのかを振り返っても楽しいかもしれませんよ:)では。

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