【留学】文化の違い② 交通・娯楽・社会面における日本とオーストラリアの違い。

Kai
Kai

ども、Kaiです。

オーストラリアと日本はここが違う!というのをよく見かけます。今回は何度かオーストラリアで生活した身として人・生活・社会の観点から僕が感じた日本とオーストラリアの違いについてです。①〜④についてはコチラ。

①人
②住居
③お金
④食べもの
⑤交通
⑥娯楽
⑦社会

今回は⑤〜⑦を書いていきます:)

有名かもしれませんが、オーストラリアは時間通りに来ないことがよくあります。

メルボルン留学のとき、Southern Cross stationで20分電車の到着が遅れた時のこと。駅内アナウンスで隣のプラットホームへ移動してくださいと案内が流れ、みんながぞろぞろ隣に移動し終えた頃に元々待っていた電車が到着・・・なんてこともありました。

まぁでもそんなもんだわ、南米はもっと遅れるのがデフォだから、などと後日クラスで盛り上がっていました。

また、こんな話があります。

オーストラリアのシドニーとウーロンゴンに蒸気機関が開通したのが今からおよそ100年前。当時は行き来するのに1時間30分ほどかかりはしましたが、それでも最先端の列車の開通はオーストラリアを大きく発展させました。

そして100年経った今、時代が変わりシドニーとウーロンゴンを繋ぐ列車は蒸気機関から電車へと取って代わり、往来にかかる時間も1時間30分となりました。

・・・いや、変わっとらんやんけ!笑

時間通りに運行される日本の電車の素晴らしさ。短時間での移動を可能にする技術に改めて脱帽です。ちなみに新幹線含めた日本の交通機関の素晴らしさは、日本のことをよく知らない方もほぼ間違いなく知っています。

今回の一時帰国でも感じました。速いし席はふかふか、シートにエアコンがついている神仕様。日本の電車恐るべし。ただ、オーストラリアのように支払い上限金額がないので使った分だけお金を払わないといけなかったのが痛かった。1週間しかいなかったのに何度も入金しました笑。

娯楽に関しては、日本と比べるとやはり少ないです。シンプルな生活を送っています。日本は本当に娯楽に溢れた国だと感じます。

日本はインドア・アウトドア両方を兼ね備え、安全性も高く、電車や飛行機・車などが発展している国です。小さな国土にも関わらず、場所によって楽しめる分野が全く違っていて飽きません。オーストラリアでも旅行はできますが、郷土料理などはありませんし基本どこに行っても同じような分野の中で楽しむという感覚です。

もちろん、自然のアクティビティやビーチなどは日本よりも規模が大きくて圧倒されることは間違いありません。僕も実際、オーストラリアの旅行は大好きです。ただ、守備範囲は狭いと思います。

娯楽の少なさは現地の方も認める部分で、だからこそスポーツやエクササイズなどが人気となっているのかもしれません。

最後に社会。

僕が強く感じたのは自立の捉え方の違いです。日本では何か手続きをする際、相手から何度も確認の連絡が来ます。話をしたとき、期日が近づいたとき、さらに近づいたとき、期日の日、期日が過ぎてしまったとき。世間も社会も自立を求めますが、その割には面倒見が丁寧です。

公立高校の教員という立場上、僕自身も生徒や保護者、職員に連絡を重ねるよう意識していました。ときに手をかけすぎよな〜などと感じることも。しかし、いざ蓋を開けると恥ずかしながら自分もその環境に浸かっていたと実感させられます。オーストラリアは「なんで教えてくれなかったんだよ」が通用しないからです。

一方で、オーストラリアでは人や年齢によって意見の価値が変わることはありません。自分の意見を尊重してくれるのは、自分を1人の人間として見てくれているから。個の尊重には1人の人間なら自分で動けるし、何か自分が被ったときは自分のミスだよね、という前提があるような気がします。

人によっては冷たいと思われるかもしれませんし、この自立の捉え方には強烈な印象を受けるかもしれません。くどくど言われるが面倒見の良い環境と、尊重してもらえるが発信しなければ自己責任の環境。この「手を差し伸べる姿勢が是である文化」は一朝一夕には作れない社会通念。つまり「とはいえ、手を差し伸べる」というのは日本社会の「文化」なのではないでしょうか。

オーストラリア大好き人間の僕ですが、理由の一つに文化の違いをより肌で感じられることが挙げられます。

山間砂漠に都市がぽつんぽつんのオーストラリアと狭い国土にギュンギュンな日本。

移民や留学生を多く受け入れるオーストラリアと単一民族を貫こうとする日本。

物価が高いが賃金も高いオーストラリアと物価は安いが賃金も安い日本。

人は優しいが娯楽の少ないオーストラリアと素っ気ないが娯楽に溢れた日本。

すぐ店が閉まるがその分労働もないオーストラリアと深夜までやっているがその分労働も多い日本。

同じ島国なのに違う発展を遂げていて面白いと感じるようになりました。

特に自立の捉え方の違い。文化の違いに触れるたびに「当たり前」に疑問を抱いたり、感謝したりできるようになる気がします。多くの発見に囲まれながら、より感性を磨きたいところです。

では。

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