【オーストラリア留学】ウーロンゴン大学でTESOLを専攻したらどんなことを学べるの?履修した科目を紹介。〜後期編〜

Kai
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秋学期の履修科目を紹介しゃす!

どうもKaiです。ウーロンゴン大学(UOW)で前期に学んだ科目については以前紹介しました。

春学期に学んだ科目についてはコチラ

今回は僕の最終学期になる後期、すなわちUOWの秋学期に履修する科目を紹介したいと思います。概要はUOWのHandbookにあるのですが、当然それらは英語。それを端的にまとめたのが今回の記事です。

ということになるわけですが、
僕は教育課程のTESOL専攻として、今回はCore(必修)から2科目、TESOL選択から1科目、教育課程の選択から1科目履修しました。

Core(必修):EDGT984 Theories of Second Language Learning
Core(必修):EDGT991 Researching TESOL Perspectives and Practices
TESOL選択:EDGT931 Oral Communication and Pedagogy
教育課程の選択:EDGI902 Designing Digital Learning Environments

それぞれ、こんなことを学びます↓↓

Coreと呼ばれる必修科目。春期に履修したIntroduction To Research & Inquiryというリサーチのイロハを学ぶ科目と連携する科目で、実際にリサーチをしてみようという内容になります。

リサーチパラダイムには量的(Quantitative)と質的(Qualitative)研究が存在しますが、ここでは12週間で完成させられる質的研究に取り組みます。Ethical Considerationと呼ばれる倫理側面とBibliographyと呼ばれる記事の書評を始めとして4,000語の研究レポートを完遂するのがゴールです。

語数がおよそ半分程度、さらに他の科目も同時履修する点で、修士論文とは少し毛並みが違うため「アレ?意外といけるんか?」と錯覚しそうになりますが、4,000語だって果てしないですから笑。

今のところ僕が考えているリサーチトピックは「教員になる前の留学となった後の留学、それぞれ自分の英語教育の実践にどのような影響を与えているか」になります。教員の研修プログラムとして英語圏の国へ派遣する事業が日本だけでなく世界で実施されています。

しかし、教員になる前に留学をしていたら?学んだこと、感じたこと、教員になってから期待通り生きたこと、予想外に生きたこと、逆に押さえておきたかったことなど比較ができます。これから英語の教員を目指し留学をしようと考えている方がいた時に、きっと役に立つ研究になるはずだ!!

という感じで進めようと思っています。

Coreと呼ばれる必修科目。第2言語の習得について、理論や研究の側面から掘り下げていく科目です。

毎週のトピックも「第2言語習得のリサーチと文法」、「第2言語習得のリサーチと語彙」、「第2言語習得のリサーチと発音」・・・とタイトルが続きます。いや、ハリーポッターかよ。

授業の内容は非常に充実していながらも、となり周りと話し合い意見を交流する機会が多い講義形式となっています。というのも、学生のバックグラウンドは日本をはじめ、ベトナム、インド、モンゴルなどなど多種多様。第2言語の学習とは「L1転移」と呼ばれる現象(第1言語が学習に影響を与えてしまうこと)のように、それを学んできた環境によって捉え方や培い方が異なります。

そういった文脈を考える上で、互いの価値観や意見を交えること自体が、知見を深めることにつながっている。この授業ではとりわけ色が強いわけですね。

TESOL専攻の中での選択科目。単位の振り替えをおこない1.5年から1年のカリキュラムへ変更した方の多くが取ることになります。

主にスピーキングとリスニングの観点から第2言語の学習を見ていこうという科目。ライティングやリーディング、文法という要素には比較的しっかりした評価が組まれる一方で、なおざりになりがちなのがスピーキングとリスニング。

科目の中では主にその2技能が各レベル(beginner, intermediate, advanced)でどう向上するか、いかにスピーキングがカリキュラムの中で実践されるか、どうスピーキングやリスニングが第2言語の習得に作用するか。

兎にも角にもスピーキングとリスニングに焦点を当てた科目となります。TESOLを学ぶ身としては非常に気になる分野ではないでしょうか。

講義も文法や語彙、実践や評価といったレンズで2技能を掘り下げていく系sきで上記のTheoryと重なる部分もあるため、今のところスピーキングとリスニングに特化したTheoryの授業という印象です。この授業の先生がTheoryと同じということも影響しているかもしれません。

Master of Educationという学部内の選択科目。TESOL専攻のほか、リーダーシップやデジタル教育、特別教育などから選択することができる枠で、卒業までに12単位(2科目)の修得が必要となります。そのうちの1つです。

授業で扱うもの、講義されるもの、ソレはソレ。課題は各自で進めておいて、コレはコレ。

果たしてそれは科目としてあるべき姿か?

そんな問いから始まりました。修得のための到達目標、いわゆるあるべき姿への到達を保証するための評価。その評価につながる課題。その軌跡に関係あること、プラスになることを授業に反映させるべきだということです。簡単にいうと、授業と課題は切り離せないという話。

目的志向型の授業で、個人的にはかなり共感しています。とは言え、じゃあそれをどうやって実現させるんか。その答えがこの授業の名の通り、ラーニングデザインを学ぶということです。

デジタルという言葉がついていますが、核となるのはデザイン。最初の課題も自身のラーニングデザイン、すなわち一連の学習指導案の実践をまとめる内容となっており、学習環境やシラバスづくりの中に効果的にデジタル要素を取り入れていこうという科目です。

1番楽しみにしていたデジタル分野なだけに少し出鼻をくじかれた感はありますが、核をしっかり押さえた上で、デジタル分野にもう少し精通できればと考えています。

今回の履修科目は、全体的に自分の教育観を見直すきっかけとなりそうです。なんというか、10m先まで見えるメガネでモノを見ていたけど、50m先まで見えるメガネで同じ景色を見てみよう、的な。

ちょっと感覚的でわかりにくいですね、すみません。。。

WEEK3まで過ごしてみての紹介なので、もしかすると違う側面が見えてくるかもしれません。その時はまた更新したいと思います。とりあえず、課題を進める中で出会う文献たちに知見を分けてもらいながら何とか進めていきたい:)では

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