【留学ロードマップ 大学編2/3】 オーストラリアの大学院へ奨学金込みで出願した元教員が留学するための手順をわかりやすく解説

留学にはどんなことが必要か、自分のことを公開せずにこっそりシミュレーションができればなぁ・・・

Kai
Kai

海外の大学へ進学する手順とは?

こんにちは、Kaiです。
8年間県立高校で英語教員として働いた後、オーストラリアの大学院へ進学しました。

【復習】オーストラリアの大学での出願の流れは次の通りでした。

⓪志願者 出願のための準備
①志願者 出願  (志望します)
②大学  オファー(ぜひ来てください)
③志願者 オファー受理・学費支払い(実際に行くつもりです)
④大学  入学許可・CoE発行(わかりました、各手続きを進めてください)
⑤志願者 ビザ申請(滞在の許可をください)
⑥政府  ビザ発行(いいですよ)

前回は⓪①②出願までに必要なこと(リンク)を紹介しました。

今回は ③と④、出願後〜ビザ申請についてお話しします。

③オファー受理・学費支払い

出願後、審査を無事終えると大学から正式合格のオファーが届きます。その後は大学に入学の許可、大使館(政府)に入国の許可をもらいに動きます

オファーの受理・学費の支払いが最初のタスク。なお、この段階で並行して用意するものがいくつかあったので紹介します。

  1. Acceptance Form, 奨学金関係の書類への記入
  2. 初回学費の支払い(1学期目の授業料、施設使用料など)
  3. 戸籍謄本のPDF
  4. 戸籍謄本のNAATI翻訳書類
  5. パスポート

Acceptance Form, 奨学金関係の書類への記入

Acceptance Formは③オファー受理において「実際に行くつもりです」という意志を表明する書類です。署名などがメインとなります。

奨学金が降りていたらそれに合意する書類も併せて書きます。データで送られてくるので印刷・署名し、スキャンしてデータで返します(少し面倒)。

初回学費の支払い(1学期目の授業料、施設使用料など)

必要な諸経費を支払います。僕は三菱東京UFJ銀行の海外送金を利用しました。あのブースのやつです。

手数料は6,500円+25AUドル。実は手数料は向こうの銀行がお金を受け取るときにも発生します。送金手数料が6,500円、受け取り手数料が25AUドルです(キビしい・・・)。

また、2回目以降の学費の支払いは大学へ追加でしていくことになります。したがって今回は最初の6ヶ月分だけの授業料を支払いました。

戸籍謄本のPDF

マイナンバーがあればコンビニでも出力可能となった戸籍謄本。これをPDFデータとして準備する必要があります。僕は以下の手順で進めました。

コンビニで実物を発行

→スキャンしてデータ化

→それを添付したメールを自分に送信

戸籍本ではないので注意です!ちなみに発行代金は450円でした。

戸籍謄本のNAATI翻訳書類

入学手続きを進める上で欠かせないのがこのNAATI翻訳と呼ばれる英語版の戸籍謄本です。

会社ごとに金額も違うので見積もりを取って比較検討しましょう。僕はことばオフィスという会社を利用しました。

想定よりも早く作成していただけたのでとても満足しています。文字数や情報量で変わりますが、代金は7,000円(振込手数料別)でした。

パスポート

言わずもがなですが、十分期限に余裕があることを確認しておきましょう。

④ 入学許可・CoE発行

オファーの受理と学費の支払いが完了したら、次はCoEの発行を待ちます。CoEとはOverseas Student Confirmation-of-Enrolmentの略称で、オーストラリアの教育機関が発行する入学許可書です。

画像の右上にある8桁の番号がCoE番号です。名前や性別、国籍やコース開始日などの記載情報に誤りがないか確認しましょう。

なお、この段階で並行して用意するものがいくつかあったので紹介します。

  1. OSHC(学生健康保険)への加入
  2. GTE Statementの作成
  3. ホームステイ申請(アコモデーション)
  4. 空港チケット

OSHC(学生健康保険)への加入

学生ビザを申請するときに、必ず加入しなければならない(加入証明が必要な)保険があります。それがOSHC、Overseas Student Health Coverと呼ばれる海外学生健康保険です。

保険会社もいくつかありますので、比較サイトを活用しましょう。僕は以前の語学留学でもお世話になったMedibankを選びました。

▼比較サイトはコチラ
https://oshcaustralia.com.au/en

夫婦で必要だったのですが、その費用がなんと43万300円!

恐ろしく高かった・・・(1人なら7万くらいなのにナゼだ・・・何故なんだぁああ)

パスポートの情報が必要となるので手元に準備しておきましょう。

GTE Statementの作成

もう一つビザ申請のためにとても大事なのがこのGTE (Genuine Temporary Entrant) statement。これは「オーストラリアに一時的に・・・・滞在するために学生ビザを取得する」ための志望理由書です。

志望理由書作成時、言及したいポイントは以下の4つ。

①なぜその大学なのか
②なぜオーストラリアなのか
③将来のキャリア
④費用は十分か

①なぜその大学なのかについては、カリキュラムがいかに魅力的なのか、それが自分の8年の教員経験とどう化学反応していくのか、などを書きました。

②なぜオーストラリアなのかについては、学習環境が素晴らしいことを言及。のどかな自然海外学生が多い大学の性質時差が1時間で適応しやすいことに触れました。

③将来のキャリアについては、大学の評価が非常に高いこと、修了した方が昇格したこと、学んだ知識を帰国後に活用することなどを書きました。実際ウーロンゴン大学はTESOLのレベルが高く、権威ある大学として有名。この点はぜひ取り入れるといいと思います。

④費用は十分かについては、端的に言えば「お金の心配はいりません!」とアピールする部分です。十分な貯金や、家族からの支援など大学を修了するに足る資金があると明記しましょう。

1つ注意したいのは、オーストラリアで働きたい、オーストラリアに残りたい、という内容は書かないこと。勉強で滞在するために発行するのが学生ビザ。目的にそぐわない内容は書かないようにしましょう。

ホームステイ申請(アコモデーション)

ホームステイを考えている方はここで申請しましょう。僕の場合は、出発の1ヶ月半前までに申請するようエージェントの担当さんに言われました。

学生寮の結果が5月中旬までに確定します。それに漏れたらそこから慌ただしい手続きがスタートです。自分は申請した寮が取れなかった場合のプランBとしてホームステイを考えていました。

結果、プランBの決行となりました。まぁ人生そんなもんですね。笑

渡豪1週間前までにホームステイ先が決まったという連絡がきます。それまで少しソワソワしますがどうしようもないので気長に待ちましょう。オーストラリアのホームステイは当たり外れがあるとよく言いますが、個人的には一昔前に話題になっていたような悲惨な状況は、昨今ほとんどないと思います。ホストファミリーの仲介会社もあり、もし不便があれば遠慮なく教えてほしいという姿勢でサポートしてくれます。

実際に友人宅を除いて今回のホームステイが3回目ですが、1番良かったです。

空港チケット

多くのサイトがありますので、自分に合った航空会社でリラックスしていくのが良いと思います。

安くていい席がいいならLCCが第一候補でしょうし、マイルを貯めたいならマイル提携しているエアラインを優先するのがいいと思います。

他にも日本人のCAがいい。トランジット先で少し遊びたい。直通がいい。などなど様々な考え方があります。私の知っている範囲だと、JET STARなら比較的安くビジネスシートに座れます。ベトナム航空ならベトナムの長時間トランジットで空港から近いサイゴンを観光できそう。ANAなら日本(羽田)からの直通便がありました。

いろいろな選び方がありますので、ご自身に合った航空会社を選択して購入しましょう。ちなみに僕はリーズナブルでかつ機内食が美味しい大韓航空のチケットを購入しました。

まとめ(出願までの費用)

今回は、出願からビザ申請までの経験をお話ししました。この期間にかかったお金は

※学費は当時のレートで約108万円、航空チケット代は約25万円

合計1,939,543円でした。
鬼高ぇですね、、、

次回ビザ申請から出国までの流れをお話しします。

では。

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