公開授業を経て得たもの。やはり、授業改善に天井はない。|後編

ども、Kaiです。前回に続き、公開授業での所感をつづっていきます。

今回は、授業を参観された側として学んだことです:)

基本的に僕は自分の授業はいつでもウェルカムですが、とりわけ公開週間では多くの先生が参観してくださいました。

今回の授業を参観された先生方からいただいた講評の主な内容は

・目標の明示と振り返り、1時間でストーリーを作る
・英文訳に濃淡があっても良い
・もったいない時間をなくす
・読解では全体を途切れさせない(パラグラフ単位での視点)
・もっと僕が英語を話すべき

目標の明示と振り返りは、内容の軽重や授業のポイントを意識しやすくする点で有効です。「今日の授業で何を学んだと言えるのか」を明らかにして目指す場所を共有し、活動の濃淡を決めていく。

そうなった場合、自分の到達度を振り返る体制を整える必要性はたしかにありました。その中で、非認知的なものと、文法的なものに分けるといった言葉も印象的で、複数の目標ソフトスキルの目標はフレッシュな視点でした。

1時間でストーリーを作るというのは、実際授業を編成する上で良くある話。目標設定にも通底する「これを学んだ」と言える1時間をデザインする考え方です。これについては今の赴任校の学力帯が高いためやり切れてないのが現状。痛いところを突かれました。

英文訳の濃淡は、その通りだと感じました。難関大は和訳問題がついて回るので、1年生のうちから和訳をトレーニングしていく方針。時間が限られている以上、これを逐文でやるのは現実的ではありません。

ターゲットグラマー(その授業で重点的に扱う文法項目)以外はサラッと流す必要もあります。当然それを理解して自分の中では流しているつもりでしたが、まだまだ濃淡があいまい、ひいては削れる余地があったということでしょう。

もったいない時間を減らすのは、本文の活動量の確保という点ではその通りでした。カットできるところはもっとカットするよう助言をいただきました。僕は意図的に余白の時間を作っているのですが、ペア決めなどもその一環。

しかし、その流れに生徒も慣れきっていない時期であったため冗長な時間と映ったようです。また、本校の生徒には余白がありすぎたのかもしれません。

これには僕の授業構成の哲学が入ってくるので、また改めて書き綴ろうと思います。ただ現時点では、たしかに時間を大切にする中で、間延びしている部分でした。

パラグラフ単位での解説への指摘は、僕が悩んでいた部分でもあり、見破られたと思いました笑。

今の学年団の英語科は「共通で押さえる項目」その上で「やりたいことがあれば各自でやる」という基本軸があります。問題はその中で前者があまりにも多く、教える側がアップアップになっている点です。僕も中々リズムを作れずに困っていました。

前後の繋がりを学ぶために内容、文法、構成と展開を定型化してパラグラフを扱ってはどうかとアドバイスをいただきました。これは良い指針を示していただけたと感じました。

そして「もう少し先生が英語を使ってもいいんじゃないか」というコメント。

僕はそれまで現任校であまり英語を話していませんでした。もちろん複合的な理由があり敢えてそうしていたのですが、観に来てくださった先生方には引っかかったようです。

それ以来、僕は英語の発話量を増やしました。その結果、生徒も僕の英語を聞き取ろうと頑張っています。僕は自分で彼らの挑戦心に蓋をしてしまっていたのかもしれないと、再び反省をしました。

さて、2回に渡って公開授業をレポートしてみました。

授業を観ることは他の方の工夫や技術を学ぶだけでなく、差異から自分の授業の特徴を認識する機会でもあります。また、授業を観てもらうことは自分のデザインした授業が客観的にどう映っているのかをかなり鮮明にしてくれます。

自分の授業に取り入れられる部分をしっかり抽出し、今後の授業に生かしてゆく。そういう点で実り多い公開授業となりました。授業観というのはとても面白いもの。皆さんの学びや考え方もぜひ気軽に共有できたらと思います。

やはり、授業改善に天井はないのだと改めて気づきました。僕も夏明けの授業に向けて改めて自分の授業を見直したいと思います。では。

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