【英語学習】「英語を話せるようになるには?──「先生の○○」を真似してみる

Kai
Kai

英語を話せるようになるには?

昨今「話せるようになりたいならこれ!」みたいな動画や広告が増えてきた気がします。(僕のデバイスのアルゴリズムでそうなっているだけかもしれませんが笑)。

実は2年前に僕の考える「スピーキングを伸ばすコツ」という記事を書きました。

ここでで紹介した3つの要素は今でも大切さが変わらないなぁとしみじみ感じます。

一方で、メルボルン留学のとき僕が大切にしていたスピーキングを伸ばすために意識していたことがあります。10年以上前になりますが今でも変わらず機能しています。

それはズバリ”先生に代弁させて表現を真似る”です。

代弁させて真似るというのは「自分の知りたい表現が回答となるような質問をする」ことを指します。

英会話の練習では学習者がわからないことを先生や講師へ質問し、答えの単語や言い回しを学ぶというラリーが一般的ではないでしょうか。これは対面だろうがオンラインだろうがアプリだろうが変わりません(このどれが良いのか論争もよくありますが今回は置いておきます。)

しかしながら、そうした表現をたくさんストックする内に真に難しいのは「どんな動詞を使うのか、どの前置詞を使うのか」といった、ある種コロケーションとも取れるさりげない部分であると気づきます。

いちいち訊くには細かすぎる、でも自然な表現を習得したい。僕がここで述べる手法は、そういった悩みの解決に役立ちます。

質問の答えは既にわかっています。極端な話、質問の答えは重要ではありません。しかし、たとえば先生がその時に使った動詞や前置詞をメモしておくのです。その時に使った表現をメモしておくのです。

みなさんが日本語の先生だとするとイメージしやすいかもしれません。とある生徒は、「もらえる」と「くれる」の使い分けを知りたいと思っています。

生徒「来週のイベントはどんな特典があるんですか?」
先生「う〜ん、確かチャームをもらえたんじゃないかな。運営がくれる特典として、今回はかなりファンからの期待も高いみたいだよ。」

生徒が知りたいのは、特典の内容そのものではありません。先生が「もらえる」「くれる」をどう使い分けているのかです。つまり、答えを聞きながら、その答え方を学ぶわけです。

英語でも同じ。「こういう場合、takeを使うのか」「ここはuseでいいのか」「この場合はdeal withと言うのか」といった具合に答えではなく、その答え方を盗むのです

この方法のメリットは以下の2つ。

・ネイティブの使う“より自然な表現”がわかる
・言いたいことがもっと言える

ネイティブが使う自然な表現ですが、これは「精度」より「実利」を取る考え方です。

なぜならその先生が使っている限り、少なくとも誤解なく通じる表現であることが保証されているからです。もちろん、さらに知りたい場合はその考え方が正しいか訊いてみると良いでしょう。

表現について改めて考えるわけではないので、ふと口から出る「いつもの言い回し」を学ぶことができます。これは感覚を養う上で非常に効果的です。

また、言いたいことがもっと言えることにも一役買います。知っているフレーズしか言えない状態から、知っている動詞を組み合わせて自分で文を作れるようになるからです。

「こういう時はtakeを使うのか」「この場合はuseでいけるのか」などと知恵をストックしていくわけですが、僕はそれを繰り返した結果、自分の殻を破った感覚を覚えました

たとえばチャンクやフレーズごとで10個の表現を覚えたとき、それ以外の文を作れない事態におちいるのは珍しくありません。

しかし、代弁の真似をしていると知っている動詞で意外と多くの状況をカバーできることに気づきます。すると、より柔軟な表現ができるようになるので言いたいことがもっと言えるようになっていく、というカラクリです。

とはいえ、この方法も万能ではありません。少なくともいくつかの条件があります。

まずは、先生や講師が自然で豊かな英語を使えること。僕自身は、英語を第一言語とする人から学ぶことが多かったので、特にこの方法と相性が良かったです。

次に、先生や講師が豊かな表現に価値を見出していること。豊かな表現に価値を見出していない人から学んだ表現は汎用性に欠けるためです。

いかがでしたか。

この代弁習得を心がけると、実は英語を話すときの相手のあらゆるレスポンスが学習機会となります。そして、これはチャットなどでも活用できる知恵でもあります。

こういう状況でこの単語を使うのか〜。

扇子理論をかかげる僕としては、結局この経験の積み重ねが英語の表現力を1番豊かにしてくれると信じています。

もちろん、これができれば圧倒的に英語力が伸びるとかではありません。しかし、自分で文を作れる安心感が、自信につながったりします。

先生の代弁を真似してみる──これはメタ的な要素を含むので、ただ質問するよりも高度で難しいですが、やる価値ありです。もし機会があれば活用してみてください:)では。

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