共通テストの英語の解き方のコツ。時間に負けない解き方とは?【がんばれ受験生!】

Kai
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今すぐ実践!!

ども、Kaiです。共通テストの指導にあたり過去問や河合塾、Z-kai、駿台の英語の演習問題を解いていますが、難しいですね。

まず英文の分量めっちゃ多いですね。調べたら5,000〜6,000語ほどあるそう。確かになかなか骨のある量です。次に時間配分。これを80分で解くわけですから漫然と読んでいたら間違いなく終わりません。

かつて僕の時代とは違い「英語の知識」だけでは不十分で、共通テストは時間内に読むためのトレーニングが必要なのです。ということで少し前置きが長くなりましたが、今回は本質的でありながらかつ実践的な対策を紹介していきます。

まず大切なのは、自分の「情報処理力の限界」を把握することです。英語を読むとき、どの程度の情報を覚えていられるかは人によって異なります。その範囲を理解しておくことで、自分に合った効率的な読み方が見つかります。

例えば、小学生向けの英語の文章問題なら、問題文を先に見ずとも簡単に解ける方が大半ではないでしょうか。しかし、共通テストではそうはいきません。文章量や難易度が高いため、自分が記憶できる情報量に合わせた読み方が求められます。

ということで、以下を確認しましょう:

・英文を読みながら、どのくらい記憶に残せるか
・質問文や選択肢をどれだけ覚えられるか

これらを把握することで、目線の移動を最小限に抑え、効率的に解答を進める基盤が整います。先に問題文に目を通すなどテクニックは色々ありますが、まずは自分の情報処理力の限界を分析しましょう。英語の文章を読む上で、自分は読みながらどの程度まで内容を覚えていられるのか。とにもかくにもこれが大前提。

そして、解き方へのアプローチです。オーソドックスですが、基本の流れは

①前提をサクッと読む
②問題文を読む
③本文を読む

これで良いと思います。一度に読む量は情報処理力に準じてください。キャパ以上は読んでも仕方ないですからね。この手順を大筋に、次のポイントを意識するとさらに効果的です。

まず、メモを適切に取りましょう

上記のとおり、読む際に重要なのは、「目線の移動を減らす」こと。質問文と本文を何度も行き来すると、時間を浪費してしまいます。必要な情報を素早く見返すために、以下のようなメモを活用しましょう:

・キーワードや重要な文にマークをつける
・記号や記述スタイルを工夫して見返しやすくする

本文中のキーワードへ如何に早く戻れるか、たどり着けるかが鍵となります。ー/ 〜や○/ □といったバリエーションや、鉛筆の色の濃さなどを駆使して自分が見返しやすいメモを積極的に取りましょう。ただし、メモを取りすぎると読む速度が落ちるため注意が必要です。

次に、各大問&質問文ごとに読み方をチューニングしていきましょう。文章の種類や質問文に応じて、読むアプローチを調整することで効率的に読むことができます。昨年の問題を例に挙げると:

物語文:質問文を丁寧に読み、該当箇所を探した後、その周辺をスキミングする。
 ストーリーをじっくり読むとドツボにハマるので、質問文をより丁寧に読み該当箇所を探してからそこに至るまでの話をスキミングする。
レポート系(例:時間の感じ方):各パラグラフを独立して読んで要点を把握する。
 パラグラフごとのトピックをまとめるものなら、パラグラフを独立して読めば良い
特殊なテーマ(例:スライド作成):特定の情報に絞り込んで速読をする。
 わさびの特徴を問う問題ならその箇所まで速読で良いという予測が立つ

みたいな感じです。このように、問題の形式に応じた読み方の微調整が大切です。各大問についての細かいテクニックはいろんな記事が出てますのでそちらに道を譲りたいと思います。

質問文の前提を忘れないこと、これは最も大切な注意点の1つと言えるでしょう。

出来事の並べ替え問題などはどの期間の話かを把握しておかないと、選択肢の内容はすべて正しいが、内1つはその範囲外でのことだから違うという問題に引っかかってしまいます。

また、レポートにまとめる系の問題での不要な選択肢の除外。これもどのカテゴリの話なのかを忘れてしまうと区別できなくなってしまいます。

共通テストはレポート作成系や、物語系、人物伝系などを通してそういった問題が多い印象。メタ的に構造を把握しながら、思考を駆使して限られた時間内に情報を整理できるかを問いたい作問者の強い意図を感じます。

僕の共通テストへの感想を少し綴ります。共通テストはまだ新しく、その完成形を模索している段階。出題形式をコロコロ変えるのが良い例です。このように過去問に信頼を置ききれない点も、他の試験と違って対策に窮するところであり、多くの受験生を悩ませていると思います。

その理由はおそらくテクニック対策でしょう。形式を固定化すると塾や予備校がその形式に特化した対策を提供するようになります。すると暗記や解放のテクニックが優先され「本質的なリーディング力」を測れなくなる可能性が出てきます。

共通テストは限られた時間内に思考と情報を整理できるかを測るテストin English。つまり、あくまでリーディング問題であり、たまたま言語が英語になったテストという印象です。

このテストの最大の特徴は、「英語でできる力」を問うことです。単に「英語ができる」ではなく、英語を使って情報を処理し、論理的に考える力が求められます。この実用性は、社会での英語活用にも直結するものです。

今回のアプローチを参考に、自分に合った効率的な読み方を身につけ、本番での成功につなげてください。がんばれ受験生!では。

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