こんにちは、Kaiです。教採も終え、夏休みに入ったことで少し生活も落ち着いてきました。前回に続き、岐阜県の教採の振り返り第2弾。
僕は愛知での教員経験があるので二次試験からの参戦。さて、今回はどんな問題が出て、どんな解答をしたかを紹介します。試験内容は小論文と実技。詳しくは以下のとおりでした。
1.小論文
2.実技
-1.個人面接
-2.プレゼン面接
-3.模擬授業
今回は実技について振り返ります。対策の一助にもなれば幸いです。
個人面接|実際の質問と回答
面接は2名、15分程度でした。質問は覚えている限りで以下のとおり:
・大学院というのは愛知のスキルアップ事業とは違うものか
・大学院への進学が辞めた大きな理由か
・研修制度でなく辞めたのはなぜか、愛知にはそういう制度がなかったのか
・留学したとき最初から岐阜に戻ろうとしていたのか
・学んだことで一番生かせると思うのは何か
・どう具体的に生きているのか
・いじめについてどう対応する?
・高校の部活で副キャプテンとのことだが、中間管理職的な立場で人間関係を上手に作るために必要なこととは何か
1つ目の話は事前に提出した履歴書と面接カードに記載した内容についてでした。面接カードに書かれているのは
・志望理由
・自己PRとその良さを生かして教員として取り組みたいこと
・最近関心を持った事柄とそれについての考え
僕の場合は、やはりというか愛知をなぜ辞めたのか、そして大学院での学びがどう生きているかに焦点が当てられました。
予想していたので準備してましたが、伝え切れたかはいささか不安が残ります。面接官は納得している素振りを見せたり見せなかったりといったところ。
2つ目の話は唐突にされたので、おそらく質問項目の中から面接官がランダムに選んだのではないかと推察します。
いじめは許されないという前提を強調した上で、求められる対応手順や未然に防ぐ手立てなど自分が実践していたことを踏まえて回答しました。これはいつ訊かれても変わらない応えを言ったつもりなので、ブレずに話ができたと思います。
3つ目はもう一人の方からの質問でした。質問の言葉選びなど考えると、民間の人事部の方だったかもしれません。良質な人間関係に関しての話でした。高校の話と主任時の話をリンクさせて話を展開しました。
相手の言動の背景や意図を考えること、絶対に人格否定にならないよう心得ることを伝えました。ただ自分が大切にしている価値観を言葉にしたので、気持ちがノッて若干とりとめなく聞こえたかもしれません。
幸い話せる内容は豊富にあったので全体的に答えに窮することはなかったですが、こういうのは自分が思っているより遥かに伝わらないもの。面接官の僕の印象が良かったことを信じるのみです。
プレゼン面接|文化祭をテーマにした場面指導
あなたは高校1年生の担任。2週間後に控える文化祭でクラスの出し物として展示物を作成。そんな中、放課後の自由参加の準備に参加する人が少なかったため、このままだと完成が難しい。当日は地域の方もみえる。HRでどんな声掛けをするか。
こちらについても全体で10〜15分程度だったと思います。HRで生徒がいると想定して担任を演じました。全く同じ経験はありませんが、同じようなフリーライダーによるクラスの問題は何回か経験したのでそれをイメージして発表しました。
まずは、状況の共有。放課後の準備の進捗=進行の遅れかどうかを確かめました。
放課後の準備という目に見える取組と進行が遅れている現状は相関であり因果ではありません。したがって、まずは放課後以外で準備が進んでいるか全体に訊きました。その後、進んでいない想定で、クラス全体に進捗度合いを共有しました。
次に自分事として捉えられるよう何をどこまでいつまでに取り組むかを決める呼びかけ。地域の方や僕自身の期待を添えて、もう少し活動に参加しようと話しました。
終了後、場面指導について質疑応答の時間がありました。
・何を意識したか
・一連の話で1番伝えかったことは?
意識したことは2つ:状況の把握・共有と、これからどうするか。伝えたかったのは自分事として捉えられるようにすることでしたので、そのまま伝えました。
が、これも同様、こういうのは自分が思っているより遥かに伝わらないもの。因果と相関、指導より支援という視点を踏まえたプレゼンだったことを評価してもらえていると信じるのみですね。
模擬授業|準備・実施・所感
準備4分が5分に、残りは昨年度の過去問と同じでした。準備の段階でホワイトボードに板書しても良いと言われた記憶はありませんが、どうやら良かったようです。
授業をして終わり。特に掘り下げる質問などはありませんでした。出来は、思っていたよりも散らかった気がします。なるべく整えて話をしようとしたのですが、自分の中の歯車が若干噛み合っていなかったような気がしました。
良かったことを切に願う笑。
総括|爽快感なき戦いの中で見えたもの
さて、実技に関しては以上です。
これから岐阜県教採を受ける方にとって、少しでも当日の雰囲気や準備の参考になれば幸いです。
年を重ね、経験を積み、場慣れというんでしょうか。当然、できる限りのことはしたのですが、新卒の時のような「爽快なやり切った感」はなかったというのが正直な感想です。
かつては元気な花を開かせようと奮闘していましたが、今は根を深く張ることに重心を置いている。そんな感じです。いい意味で視点が深くなったということにしましょう。結果が出たら、また報告したいと思います。
では。
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