【英語力を上げるコツ】スピーキングを伸ばすコツは結局これなんじゃないか。

Kai
Kai

今日は雑多な記事です。

今回は英語力、とりわけスピーキング力を伸ばすコツについて書いていきます。コミュニケーション能力とは分けて展開していければと思います。普段の日常会話、ひいてはそこから派生した授業や仕事で使う英語。昨今、即効性を求める風潮があるので

ビジネス英語ならこれ!

英検なら!

IELTSなら!

みたいな動画や広告も増えてきた気がします。(僕のデバイスのアルゴリズムでそうなっているだけかもしれませんが笑)。でも結局のところ、英語のスピーキング力を伸ばす方法は次の3つに収束される気がします。

敷衍ふえん
・間違えてでも正しく話そうとする姿勢
・環境に身を置く

意味は「分かりにくい所を易しく言い換えて説明すること」です。おま・・・全然体現できとらんやんけ!と思わずツッコミたくなる字面のこの単語笑。この「言い換えること」ができれば英語のスピーキング力はグンと伸びます。パラフレーズ例えが最たる手段です。

パラフレーズという言葉は最近耳にする機会が増えてきました。同じ内容を違う表現で伝える手段のことです。

お金がないから映画に行けないんだ〜
お金があったら映画に行けたんだけどね〜

言っていることは同じ。これができれば様々な切り口がそのまま表現の豊かさにつながるわけです。

例えはもう少し馴染みがあるかもしれません。

意見はPREP(主張ー根拠ー具体例ー主張)だ。
意見はハンバーガーみたいなもんだ、バンズが主張、バンズに挟まれた中身が根拠。

意見はPREP(主張ー根拠ー具体例ー主張)だ。

次の2つを考えてみよう。
1)制服は推奨すべきだと思う。なぜならそう思うからだ。
2)制服は推奨すべきだと思う。なぜなら帰属意識を高めるからだ。例えば学校の一員という意識が働いて公で迷惑な行為に歯止めがかかる。だから制服はあったほうが良い。

PREPを抑えた2)の方が意見として説得力が生まれるのがわかるだろう。

どちらも意見の構成を考える上で単に「意見はPREP(主張ー根拠ー具体例ー主張)だ。」と言われるだけよりもイメージが付きやすいのではないでしょうか。聞き手にわかりやすく伝える方法がそのまま表現の豊かさにつながるわけです。こうした言い換えや例えはみんな普段から無意識に行っていますよね。

英語で直接言うのが難しいのは完全に対応する言葉が出てこないことが1つの原因。でも、その言葉が出てこなくても普段の会話はなんとかなりますよね。敷衍ふえんという言葉を知らなかった方が今この文章を読み進める上で困っているでしょうか。

恐らく困っていないと思います。英語も言語です。日本語と同じように話されています。使っている人がいる。人。同じ人です。これは迷子になったときの感覚に似ています。荒野でない限り、どこで迷子になっても、それは「誰かにとってのいつもの道」です。英語も同じ。「誰かにとってのいつもの言葉」に過ぎません。

普段の会話の展開を振り返り、その展開を意識的に真似てみてください。

もし本当にスピーキング力を伸ばしたいなら間違えてでも正しく話そうとする姿勢が必須です。

出川イングリッシュが世間受けしていましたね。賛否あると思いますが、これは面白い議題です。英語を話せる人については僕の中では次のように分けられるからです。

興味深いのは結果的にはできる人とできない人の多少なりともアウトプットが似てくる部分がある点です。例えば「悪いことは重なるんだよなぁ〜」と言いたいとき、僕のイメージは次のとおりです。

Elementary ~
“Bad thing go! many many have!”

Intermediate ~
“Once a bad thing happens, other bad things also happen.”

Advanced ~
“Bad luck streak, dude.”

初心者は知ってる単語を並べてニュアンスを伝える。中級者は英文をしっかりと作って伝える。上級者というかローカルたちは「踏んだり蹴ったり」という一言で伝える。そんな感じです。もちろん上級者は他にちゃんと話すので当たり前ながら部分的にという条件付きですが、結果として初心者層と同じように文法が必要ない場合が出てきます。ここを局所的に切り抜いて「文法いらないじゃん」となるわけですね。

しかし話を戻すと上記のとおり、僕はもし本当に英語力を上げたいのならば間違えてでも正しく話そうとする姿勢が必要だと考えています。文法を押さえていないとコミュニケーションをしていく上で当たり障りない話しかできないからです。正しい英文で話すためには間違えることは避けて通れません。間違えながらも次こそは・・・と何度も繰り返してマスターしていくものです。

英語を話す人はみなさんが何を考えているかに非常に興味を持っています。何とかして理解しようとしてくれます。だからこそ伝わるように正しく話そうとすることが大事ではないでしょうか。それを踏まえた上で端折はしょれるレベルになったら好きなだけ英語を使いこなせばよいのです。

これは言わずもがなですね。

勉強と聞くと机でカリカリを想像しがちですが、普段の会話を英語で話すことも言わば勉強です。英語を話す環境にいるかいないかで当然スピーキング力は変わります。

海外でなくてもその機会はあります。英語圏に身を置くか、日本で英語を話す場所に参加するかは、言わば湖に入るか、水たまりを探すかの違いです。

いかがでしたか。

なるべく英語のスピーキングに焦点を当ててみました。というのも英語のスピーキング力とコミュニケーション能力は混同しがちだからです。実際に共通項も多いですからね。

試験や検定のスピーキングというよりは生活する上での英語に寄せています。また、レベルの設定としては一般に分類される語学学校のクラス分けに準じています。ちなみに語彙を増やすことは大前提なので今回は触れていませんがとっっっても大切なのは言わずもがなです!

少しでも英語のスピーキング力に悩む方の参考になれば嬉しいです。では。

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