ども、Kaiです。オーストラリアでは灼熱の夏が襲う中、日本では雪が降りしきるという。地球の気候はどうも不可思議ですなぁ。
僕はサッカー、バスケ、そしてテコンドーの3種目で「指導者として、その道の達人」と感じる方に出会いました。異なる分野で活躍されている方々ですが、そのコーチングや指導理念には共通する傾向があると傍目に感じ取っています。
今回は、そんな「達人に共通する2つの傾向」を雑多に書いてみようと思います。
達人の共通点1
達人の1つ目の共通点。
それはズバリ高い解像度です。
ものは試し、考えてみましょう。次の質問に答えてみてください:)
”基礎はなぜ大切なのか”
真剣に考えてみてください。漠然と一般に、もしくは自分の得意な分野があるならその分野においてでも構いません。基礎・基本はなぜ大切なのでしょうか。
発展のために必要だから。
基礎ができなければ応用はできないから。
こんな答えが思い浮かぶのではないでしょうか。あるいは
基礎だから。
といったトートロジーのような答えも割と浮かんでくるのではないでしょうか。実はこれらは漠然としているものの、誰もがその通りだと感じる答えでもあります。何となく基礎は大事と心得ながらも、その”何となく”以上を考える人は、その道の達人を除き、あまり多くはないでしょう。
サッカーであれば、ボールを蹴るという感覚的な動作には人体構造上の力学が存在します。
バスケであれば、適切なシュートフォームに腕の可動域を考慮します。
テコンドーであれば、一瞬を制すために前脚を抜きます。重力という重さが速さを助長させるという理屈があるためです。
基礎が大切なんて当たり前じゃん、と感じる方も少なくないでしょう。しかし、ここで強調したいのは基礎が大切という考えそのものではなく、当たり前として完結しがちな考えの捉え方が違う点。これらはいずれも、基礎を”感覚論”ではなく、”構造”として理解している例だと言えるでしょう。
つまり彼らは漠然とされがちな考えに対して高い解像度を有しているのです。
達人の共通点2
達人の2つ目の共通点。
それは高い言語化能力です。
これは勉強がわかりやすい例ですね。とあるテストで30点を取る層、50点を取る層、80点を取る層がいたとします。教える側は、すべての層に理解できるよう説明する必要があります。80点の子のレベルで話をすると、30点の子は説明そのものを理解できないためです。
概して80点を取る層は1を聞いて10を知ろうとする姿勢や、10を知るための思考力や行動力を備えていることが比較的多いでしょう。
一方、わからない人ほど「なんでわからないんだよ」と括られがちですが、30点層はそもそもそんな感覚を持ち合わせていない可能性が高いことになります。
つまり、教えるという行為においては相手の理解度が低くなるほど、説明の粒度を細かくする必要があると言えるのです。
興味深いのは、知っているから説明できるかというとそうでもない点です。実際に教えてみるとわかるのですが、そこに苦労される先生は年齢問わず見受けられます。
これを運動に当てはめたとき、0歳1日目から培ってきた個々のまったく違う身体能力を前提として指導する難しさは言うに及びません。
しかしながら、達人はそれをやってのけます。
バスケであれば、複雑なゾーンDFを0から教え、4日で機能させるレベルへ持っていきます。もちろん選手の能力が非常に高いからこそ実現するのは間違いないですが、では他の指導者が同じレベルにできるかと言えば、正直かなり難しいと思います。
テコンドーも同じです。イメージを掴みやすくするために動作を分解し、それをさらに感覚的にも、論理的にも説明してくれます。そして、それを再び構築し、最終的には型として体を成すレベルへ引き上げてくれます。
なぜそれが可能かというと、やはり言葉で伝える能力が高い、この一言に尽きるのです。
最後に
いかがでしたか。
今回は僕が出会ったその道の達人の指導に共通する傾向を2つ紹介しました。
・解像度が高い
・言語化能力が高い
そして、共通する傾向は、あらゆる分野に通底する眼目と言い換えられる、と個人的には考えています。だからこそ、自分が目指したい世界では上の2つを大切にしないとなぁと思いました。みなさんの世界では、どうでしょうか。では。

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